お陰様で ぷりりん です🍮

親の余命が短い事実を突きつけられると、結構色々考えなくてはいけないことが出てきます。

1 両親が住んでいる家は、どうするのか。

2 残された親は、誰が見るのか。

3 葬儀は、どうするのか。

4 お墓は、どうするのか。

5 亡くなったことを誰に知らせるか。

6 遺言書は、作成するか。

この内3.4は、手術から2年後、肺に更に癌が見つかったと病院から言われた、今年の春に父が決めてきておりました。
その後、父に言われ両方の担当者に私は会って、それぞれ確認してきました。

そして、今回肝臓にも癌が見つかり、余命宣告を受けた父が遺言書を作成することになりました。
我が家には、遺言書を作成するほどの財産は、さほど有りません。
では、何故?

家族全員仲が良いですか?
遺産相続トラブルは、起きないと言い切れますか?
さほどない財産。
お金だけなら問題ないかもしれません。
それを奇麗に分ければよいだけなのですから。

土地、建物を持っていた場合は、どうなのでしょう?
その後、誰も住まないのなら売って分ければよいでしょう。

しかし、登記上の所有者が亡くなった後も、配偶者が住む場合には、やはり遺産相続で争わないためにも、しっかりと遺言書を作成する方が良いと父は、考えました。

動けない父に代わり私が色々手配しました。

遺言とは

遺言とは、遺言者の意思や希望を書面にして、遺言者の亡くなった後に、その内容を実現させる制度です。

遺言は、遺言者の亡くなった後に効力が発生するため、遺言者にその意図や思いを確かめることはできません。

よって、民法では、紛争等を予防するために、遺言書を作成する際の方式が定められており、方式に違反した遺言書は無効とされてしまいます。

遺言書を作成する方法

1 公正証書遺言・・・公正証書として作成する(費用がかかる)
2 自筆証書遺言・・・すべて自分で作成する(一文字でも間違えたら無効)
3 秘密証書遺言・・・内容を秘密にしておきたい

三つありますが、後々家族間で問題にならないよう、公正証書遺言にすることにしました。

遺言書はどこにお願いするか

財産1億以下の大体の費用

1 弁護士(13万円~20万円)

2 司法書士(8万~16万)

3 行政書士(9万~17万)

4 自分で直接 公証役場へ行く(7万~15万)

つまり1~3の費用ー4の費用がそれぞれの手数料とゆうことです。

我が家は、知り合いの行政書士にお願いしました。

結局、公証人役場の方が書類を作成するので、父の要望を公証役場の方にお伝えするのが1~3の方の仕事になるようなので、少しでも安くしたい場合、本人が元気なら公証役場にまずは電話で相談してみるか家族が相談すると、それぞれの手数料的なものがかからないので、良いかもしれません。

遺言書作成に必要な物

・預貯金口座と額
もし、通帳が見つからない場合、銀行へ親と子の関係がわかる「改製原戸籍」「同じ銀行の他の通帳」「行く方の身分証明書」を持っていくと、昔の休眠口座まで調べてくれます。

・株などの口座と額

・車の車検証

・名寄帳(なよせちょう)
市役所固定資産税課

・家、土地の登記簿謄本
法務局

・遺産相続にかかわる全員の戸籍謄本
兄弟の本籍がわからない場合、本人に取ってもらうのが一番良いのですが、本人と連絡がつかない場合、両親だと取り寄せが可能です。
兄弟が住んでいる役所に事情を話し、取り寄せる方法を聞きましょう。
親切に教えてくださいます。
ネットでも色々方法は出てますが、無駄足にならないため、その市町村により値段も違うので、必ず電話で問い合わせましょう。

・その他 必要と指定された物

証人依頼

確かにこの遺言書は、本人の意思によるものだと証明してくださる方二名必要です。
これも事前に行政書士の方に二名お願いし、一名は、行政書士の方が証人になってくださり、もう一名は、公証役場の方が捜しておいてくださいました。

料金

我が家の場合 一名5000円 でした。

遺言執行者をお願いする

実際、親が亡くなった場合、遺産相続人が全員葬儀に集まり、遺言書通り分けることに同意する場合良いのですが、配分のよっては、全員が納得するのは難しいかもしれません。

遺言執行者をお願いすることで、遺言の内容を実現するために必要な手続きをし、実際に、相続財産目録を作成したり、各金融機関での預金解約手続き、法務局での不動産名義変更手続きなど、必要な一切の行為をする権限を持ち動いてくれます。(有料)

遺言書費用

財産により違いますが

・弁護士
30万円~100万円

・司法書士
20万~75万

・信託銀行
108万~200万

話し合いだけで済むならよいのですが、すまない時の為に弁護士にお願いすることにしました。

始めは、知り合いの弁護士だと色々ご迷惑をかけても困るし、家族のごたごたを知られるのも…と思い、札幌弁護士会に電話すると、紹介はしていないので、「それぞれ直接電話をして頼んでください」と言われ、某弁護士事務所に電話をすると色々聞かれた挙句「法テラスに電話をした方が良いと言われ」結局相手にされず。

法テラスに電話をすると「ここは、所得が少ない人の相談窓口で…」と言われ そもそも相談ではなく、遺言書執行者を捜しているので、ここでもまったく相手にされず心折れたので知り合いの弁護士に遺言執行者をお願いしました。

何事も知り合いに相談した方が親身になって教えてくれるとゆうことが今回改めて分かりました。

今までの人脈を大いに使った遺言書作成となりました。

遺言書作成当日

当日は、病院に事前に話し、お部屋をお借りできれば良いのですが、父の病院では、お借りできずデイルームで他の方も面会中の中行われました。
一組の方二名がお話し中でした。

・公証役場の方二名(1名書記)
・証人二名

四名の方が病院にお越しくださいました。

挨拶ののち、父以外の家族は、部屋から出されます。
本人の確認書(運転免許証等)で本人確認。
遺言書公正証書を声を出し公証人が読み上げます。
内容に間違いがないか、本人に確認し署名捺印。
最後に公証人が署名捺印。

その場で、公正証書 謄本(本人用)
公正証書 正本(遺産相続人用)を渡されます。

その後、現金で費用をそれぞれに支払い領収証をもらいます。
公証役場から、四人の方の交通費として、タクシー代を実費で支払い領収証をもらいます。

これが遺言書作成までです。

まとめ

いざとゆう時に頼りになるのは、人脈である。👬
人のご縁を大切にしよう。

ぷりりん=@puririn4 でした。🌸

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