お陰様で ぷりりん です。🍮

高齢の親が認知症や他の病気になると、家族にとってはとても大変な時期になります。この記事では、高齢者の親が認知症や病気になった場合にすべきことを具体的にご紹介します。
昨日から親の介護のことについて書いてみましたが今日は、「高齢の親が認知症・病気になったらするべきこと」を母の認知症の実例に元づき書いていきます。

病状の理解と情報収集

まず初めに、親の病状について警戒のために医師や専門家との面談を予約しましょう。 病気の進行や治療法について正確な情報を得る事は、適切なケアプランを立てる上で非常に重要です。

認知症初期

両親とは、別居でしたので私が父から母が「物忘れの薬を飲んでいる」と5年ほど前に聞いたのが始まりでした。

薬を飲むほど酷いのかな? それが最初の印象でした。
ただ、電話で遊びに行くといっても、体調が悪いから等 断られることが多くなり、電話をせずに遊びに行くようになりました。

遊びに行っても、お茶・コーヒーなどお湯を沸かすものではなく、コーラ・ポカリスエット等コップに注ぐだけのものに変わっていっていました。

何度も同じ話をする。
言ったことを覚えていないなどは、ありました。

ある日、母から電話が来て、「〇子(孫)が遊びに来た時に、私の傘を持っていたけれど、私は上げてないからあの子勝手に持って行ってるわ」というので、娘に傘を見せてもらうと 数十年前に母から私がもらった傘でした。

このことがあってから、父が何故薬を飲ませていたかを実感するようになりました。

またある時、母が電話で主人に「あの子(私)が勝手に物を持っていくので、もう家には、来させないでちょうだい」といってきたり・・・
近所の方にも、娘が勝手に物を持っていくと言っていたそうです。

始めは、周りに言うだけで私には、言ってこなかったのですが、其のうち私に直接「なんであんたは、勝手に物を持っていくの欲しかったらほしいと言ったら上げるのに。お父さんもあの子はどうして…と泣いているよ」と言われるようになり私は、段々実家に足が向かなくなっていきました。

認知症中期がどこからかわかりませんが、こんな状況の中

2017年病院から「お父さんがお見えになり、入院が必要ですが、本人がどうしても妻を残して入院はしたくないというので、説得してほしい」と連絡が入り、すぐ入院。
そこから父の胆管癌がわかりました。

こんなことがあったら認知症かも

1 遊びに行くといっても都合が悪いといわれることが多くなった

2 同じことを何度も言う(特に昔の話)・何度も聞く

3 話したことを覚えていない

4 以前はお湯を使った飲み物を出してくれたのに ペットボトルなどの飲み物を注ぐだけになった

5 「ご飯を食べていきなさい」と言われなくなった

6 「もうそろそろ送っていくよ」と帰ることをうながされるようになった

あくまでもこれらは我が家に起こったことで全員がこの症状があるとは限らないと思います。
心配でしたら病院へ行くことをお勧めします。

これは確実に認知症

1 取ってもいないものを取ったという

2 誰かが家のものを取るからと家の鍵を変える

こんな症状がある場合は、早急に病院に行き調べてもらいましょう。

高齢の親が認知症・病気になったらするべきこと

介護保険を使用できるように介護認定を受けましょう。

介護を受けたりデイサービスに通ったりするには、お金がかかります。
その時に介護保険を使うとその人の介護認定度により本人負担金が変わります。
ですから、介護認定を受ける必要があります。

その為には

1 親が住む地域の「地域包括支援センター」に電話をして事情を話しケアプランセンターを紹介してもらいましょう。
このケアプランセンターへの連絡は、必ず総括支援センターを通さなくてはいけないそうです。

緊急を要する場合、例えば、二人暮らしの片親が入院してすぐデイサービスに預けたいなども相談しましょう。
通常は、認定までに1か月程かかりますが、それを待たずにすぐ対処してくださいます。

とにかく困ったら地域包括支援センターへ。
まずは、相談してみましょう。
良い方法を一緒に考えてくれるでしょう。

2 ケアプランセンターの担当のケアマネージャーが決まったらケアマネジャーから連絡が入ります。
この時に事情を話しどうしたいか、本人の状態、本人は、何と言っているかなど話しておきます。

3 ケアマネージャーが家に来て本人の介護度や状況に応じ、介護サービス利用の計画書(ケアプラン)を作成します。

実は、この時にケアマネージャの腕がわかります。
母からよく話を聞き出し、好きなことを見抜き、上手に母が気持ちよくデイサービスに行くことに納得するように話を持って行ってくださいました。

これらは、全て介護保険が負担しますので、本人負担はありません。
認定のための各手続きも全てしてくださいます。

4 親のお住まいの役所の担当者が訪問日の調整で電話をくれます。
この時点で、親の症状、今後どうしたいかを話しておきましょう。

5 訪問日当日、介護認定のための諸問題を出されたり、質問されます。
この時、親は、いつも以上に張り切り、いつもはできないこともやっているかのことを言ったり、いつもはバスにも乗ったことがないのに、バスで買い物に行っているなどと言い出しますので、その場では黙って聞き。
終わってから、外まで送った時にでも親のいないところで、現状説明を追加、訂正 今後どうしたいかなど話しましょう。

役所の方も人です。
正直に困ったこと、どうしたいか、どうするのがよいかなど聞き、親のため、そして介護する人の負担が少しでも減るように相談しましょう。

数十分の訪問で全てを見抜くことは、不可能でしょう。
いかに同席した人が役所の方に状況を説明するかが非常に重要だと思います。
話漏れがないように、事前に話すことをメモしておきましょう。

父は、手術後に認定を病院で受けてもらいました。

6 あとは、認定結果を待ちます。
結果が来るまで1か月ほどかかります。

認定結果は

軽度の要支援1から重度の要介護5まで7段階の介護度があり、介護度によって利用できる給付額(区分支給限度額)が異なります。

介護認定は介護保険を使用する予定がなくても受けられる

実際に地域包括支援センターに電話して介護認定の結果が出るまで、1っか月はかかります。
両親のどちらかが介護認定を受けようとする場合、二人で認定を受けてもらいましょう。

「介護保険は、認定を受けなければ使用できなくて使えるようになるには、1っか月もかかるので、もし病気になったらすぐ使えるように認定だけ受けておきましょう」と親に伝えました。

一番良いのは、ある程度の高齢になり、元気でも使用する時の為に介護認定を受けておくことです。
そうすることで介護、デイサービスに使用したいときには、すぐケアマネージャに話すと希望の施設を捜してくださいます。

また、一年に一回の更新も本人負担なしにケアマネージャーがやってくれます。
この時には、又役所の人が本人の状況を確認しに来ますので、同席して本人の状況を追加説明、訂正しましょう。

いつもは、できない事でも役所の方が来ると「できる」といったり、張り切って頑張ってしまいます。

まとめ

介護を受けたい・デイサービスに行ってもらいたい等介護保険が必要になるときは、突然やってきますので、親が高齢になった時には、事前に介護認定を受けてもらうとよいでしょう

ぷりりん=@puririn4 でした