お陰様で ぷりりん です。

東京都内には忙しい都会の紛争騒ぎとは一線を画す、静寂と神秘が広がる場所が存在します。隠れた宝石のような存在です。 今回は、この神秘的な神社を訪れる理由をご紹介しましょう。

現代の繁華街の中に佇む穏やかな場所

麻布十番は、高級なレストランやショップ、オフィスビルが並ぶエリアで、都会の捜査された一面を持っています。しかし、その中に十番稲荷神社は静かなオアシスのように存在します。心の平穏を求める場所として、訪れる人々にとって特別な場所なのです。

鳥居と石段の神秘的なアプローチ

この神秘的なアプローチは、まるで別世界への入口のようで、訪れる人々を神聖な気持ちで包み込みます。

鳥居

かつての鳥居は、喜劇俳優として知られた”エノケン”こと榎本健一氏と市川産業株式会社(後のクラウンガスライター)市川要吉社長のご奉納にかかるものでした(意外に知られていませんが、榎本氏は麻布十番のご出身であり、戦前には、当社の前身であります末広神社に宮神輿をご奉納されております)。

平成9年の現社殿の新築工事の際、残念ながら老朽化のため現在の鳥居に建て替えられましたが、当時の鳥居に刻まれていたお名前を銅板に写し、記念に残してあります。(鳥居柱の両裏側)

狛犬

戦前の昭和12年2月に、前身の末広神社に奉納されたものです。奉納した音丸さん(本名、永井満津子)は、地元麻布十番のご出身で、美声を以って知られ、コロムビア所属の歌手として「船頭可愛や」のヒットで有名です。
戦時中、土中に埋めていたため戦災をまぬがれ現在に伝っています。

商売繁盛、交通安全、学業成就の祈願

稲荷神社は、商売繁盛、交通安全、学業成就など多くの願い事を叶える場所として知られています。

季節の美しさ

季節ごとに十番稲荷神社は異なる美しさを楽しんでくれます。春には桜が咲き誇り美しい風景に出会えるでしょう。
3月の最終週がお勧め時期です。

十番稲荷神社の詳細と行き方

ご祭神

倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)衣食住、商売繁盛の神(稲荷神)
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)難局打開、武運長久の神(大鳥大神)
市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)
田心姫命(タギリヒメノミコト)
湍津姫命(タギツヒメノミコト)
学芸芸能、美の神(弁才天、宗像三女神)

ご由緒

十番稲荷神社は、もと末広神社(旧坂下町鎮座)および竹長稲荷神社(旧永坂町鎮座)です。両神社は、昭和20年4月15日に戦災に遭い焼失、昭和25年6月復興土地区画整理により、両社境内地を現在地に換地、隣接指定されました。その後両社は合併して社名を十番稲荷神社と改称し、平成9年3月29日、現社殿に建て替えられました。

<末広神社由緒>(すえひろじんじゃ)

慶長年間(1596~1615年)に創建され、元禄4年(1691年)には坂下東方雑式に鎮座していましたが、同6年永井伊賀守道敏が寺社奉行の時、坂下町41の社域に遷座されました。往古より境内に多数の柳樹があり、「青柳稲荷」と称されていましたが、後にその中の一樹の枝が繁茂して、扇の形をしていたことから「末広の柳」とよばれるようになり、社名に冠されて末広稲荷と称されました。その後、明治20年4月に末広神社と改称されました。

<竹長稲荷神社由緒>(たけちょういなりじんじゃ)

創建は定かではありませんが、一説には和銅5年(712年)とも、弘仁13年(822年)に慈覚大師の八咫の神鏡を以て武蔵国豊島群竹千代丘(今の鳥居坂上)へ稲荷大神を勧請(※)したとも伝えられています。延喜式内社の稗田神社と目されており、少なくとも10世紀初頭には鎮座していた古社と考えられます。その後、弘安2年(1279年)に鳥羽氏が社殿を再建、そして寛永元年(1624年)3月に永坂町に遷座されました。

 ※勧請(かんじょう):神様の御分霊を遷し迎え鎮め祀ること

年中行事

1月初詣
一年の幸福、家内安全を願って神様にお参り下さい。初詣に合わせて、ご家族や会社の新年祈祷、厄除祈願など
>>ご祈祷のご案内をご覧下さい。
港七福神めぐり(元日~成人の日)
港七福神めぐりの内、宝船の巡拝所となっています。全国、東京都内に七福神めぐりは数多くございますが、「宝船」の巡拝所は珍しいもので、当社を加えた8ヶ所の社寺をお参りするのが、港七福神めぐりの特色となっております。
>>港七福神のページまた、
>>港七福神めぐり公式サイトをご覧ください。
宝船の御朱印はこの期間限定。
2月節分
神事として、節分祭と豆まきは斎行しておりますが、境内での豆まきは特に行ってはおりません(境内地が狭く、又、石段が危険なため)。
初午祭
2月初めての午の日を縁日として斎行されます。この日は和銅4年(711年)2月初午の日に、京都、伏見のお稲荷様が初めてご鎮座になられた故事により、稲荷神社にとってご創建をお祝いする重要な日、
6月集財祭(あじさいまつり)
5月中旬~6月中旬頃(その年の開花状況によります)、財を集める花、アジサイを縁起物として境内に並べ献奉るお祭りを行っています(令和元年より)。
神職の手により育てられた、様々な色、形のアジサイを鑑賞できます。

大祓(夏越しの祓)6月30日
新型コロナウイルス感染防止のため、一部制限して齋行いたします。
一月から半年間の罪、穢(ケガレ)を祓う夏越しの祓が行われます。
6月1日より社務所窓口にて大祓の形代(人形)の受付が行われます。お申し込みの方は窓口にて形代を受け氏名・生年月日をご記入の上、形代にて身体をなで息を3度吹きかけてお渡し預かった形代を皆様のお身体代わりとしてお祓いする。
お申し込みの方には、茅の輪のお守が授与されます。玄関、神棚などにおまつりします。
12月には同様に「年越しの祓」が行われます。

大祓の受付は6月1日~30日午前まで。社務所窓口で行っています。

大祓(夏越) 茅の輪御守
大祓(夏越)
茅の輪御守
8月麻布十番納涼まつり(2日間)
麻布十番商店街主催のイベントです(お問い合わせ先:麻布十番商店街)。2日間は、夜9時まで窓口を開けております。
※令和5年の開催は26日、27日です。
9月例祭
一年で一番大きな神事です。氏子の各町内会ではお神酒所が設けられ、町会毎にお神輿が練り歩きます。
3年に一度、神社の宮神輿も渡御いたします。
(令和5年9月17日渡御)

次回渡御は令和8年の予定です。


宮神輿渡御
11月酉の市(酉の日)
酉の日に開運招福の御守として、熊手守、福財布が授与されます。熊手を受ける方、来るべき年の開運招福を願う人々で終日賑わいます。
>> 酉の市のご案内をご覧下さい。
令和5年は11日、23日の2日間の予定。
12月大祓 12月31日
一年の罪、穢(ケガレ)を祓い、清々しく新年を迎えることが出来るようお祓いを行います。(六月の項、参照。)
受付期間:12月1日~30日

・月次祭(毎月 1日、15日)
毎月1日、15日に斎行され、1日は、先月のご神恩に感謝をささげて今月の無事をお祈りし、15日には、半月分の無事を感謝して残りの半月の更なるご加護をお祈りします。昔からのゆかしい慣わしで、地元の氏子さん、崇敬者の方が多くお参りされています。

上記のほか、歳旦祭・新年祭・祈年祭・新嘗祭・除夜祭等を斎行

十番稲荷神社 御朱印

十番稲荷神社 行き方

所在地:〒106-0045 東京都港区麻布十番1-4-6


TEL:03-3583-6250
FAX:03-3583-6221
最寄り駅
【地下鉄】
地下鉄大江戸線「麻布十番駅」7番出口 徒歩0分
地下鉄南北線「麻布十番駅」4番出口 徒歩5分
【バス】
都営バス(渋谷~新橋)「麻布十番」バス停 徒歩5分
駐車場:無
受付時間:9:00~17:00(閉門)
※祭礼、繁忙期、その他行事等で時間を変更する事があります。
SNS:無
HP:https://www.jubaninari.or.jp/index.html

麻布十番の十番稲神社は、東京の争いから離れ、神聖なひとときを過ごす絶好の場所です。 静寂と美しさに包まれながら、願い事をかなえ、新たな希望とエネルギーを得ることができますぜひ訪れて、都会の中に広がる隠れた宝石を発見してみてください。

ぷりりん=@puririn4

PR

 
スポンサーリンク