・アクティブファンドに投資する意味とは?
・なかのアセットマネジメントは信頼できる会社?
2025年5月25日、「なかのアセットマネジメント」の第1期運用報告会と懇親会「スナックなかの」に参加してきました。
この日は、“投資信託”という枠を超えて、“志ある投資家の集い”とも言える熱量の高い時間に。
なかの日本成長ファンドは、「次の世代に日本の産業界を強くする」という意思のもとに運用されている──
その一言が、ただのリターンを求める投資ではなく、“応援”という選択肢があることを改めて気づかせてくれました。
投資家とは、こういうことなのかもしれない。
私はセゾン投信時代から、中野晴啓さんの姿勢に信頼を寄せてきました。
全国の個人投資家にセミナーを行い、長期投資の大切さを熱心に語り続けた姿を、何度も目にしてきたからです。
その中野さんが、自らの信念を貫き立ち上げたのが「なかのアセットマネジメント」。
今回の報告会では、投資哲学、運用戦略、そして担当者たちのリアルな声に直接触れることができ、「このファンドに任せたい」という想いが、自然と湧き上がってきました。
この記事では、当日の様子を交えながら、なかの日本成長ファンド・なかの世界成長ファンドがどういう想いで作られ、どう運用されているのかを丁寧にお伝えします。
「長く付き合える投資信託を探している方」には、きっと参考になるはずです。
目次
新NISA時代の資産運用と日本の未来

2024年から始まった新NISA制度。
非課税枠が拡大され、長期・分散・積立といった「王道の投資スタイル」に光が当たるようになりました。
けれど──
「実際どんな投資信託を選べばいいの?」
「ネット証券で口座を開いたけれど、次にどうすればいいかわからない」
という声も少なくありません。
それもそのはず。
制度が整っても、私たちが”信じて投資できる選択肢”がまだまだ限られているからです。
日本ではこれまで、手数料重視・販売優先の資産運用が長く続いてきました。
それに対し、欧米では運用会社と投資家が同じ方向を向き、
「顧客本位の資産形成」を一緒に築いてきたという背景があります。
では、今の日本に必要なものとは何か?
──それは、“信念を持ち、長期で向き合ってくれる運用会社”の存在だと思うのです。
新NISAは、制度ではなく「新しい時代のきっかけ」。
そこに乗るかどうかは、選ぶ側の私たちの意識にかかっているのかもしれません。
なかのアセットマネジメントの理念と特徴

「どこに預けるか」ではなく、「誰に託すか」。
これからの資産運用では、この視点がとても重要だと感じました。
なかのアセットマネジメントは、“志を持った投資”を掲げる独立系の運用会社です。
上場企業でも、大手系列でもなく、少数精鋭のチームが理念に共感する投資家の資金を託されています。
大きな特徴は、以下の4つです。
- 独立した経営ガバナンス
株主や親会社の意向に左右されない、運用者が自由に判断できる体制を構築。 - どアクティブ
パッシブ(インデックス)では得られないリターンを目指し、テーマと哲学を持った銘柄選定。 - 厳選された投資先
投資先は30銘柄以下に絞り、一社一社と深く向き合うスタイル。
効率ではなく「共感」と「質」を重視。 - 志を理解・応援する投資家との対話
“ファンドマネージャーと投資家が共に未来をつくる”という姿勢が、懇親会や報告会の場からも伝わってきました。
そんな姿勢を私は「中長期で企業の価値を育てていく伴走者のよう」だと感じました。
短期的なパフォーマンスよりも、「その会社の未来に投資する」という姿勢が一貫していました。
投資信託にありがちな“商品”という枠ではなく、応援したい“人と会社”に出会える、そんな投資先がここにあります。
なかの日本成長ファンドの投資哲学と運用戦略
なかの日本成長ファンドは、「他を寄せ付けない競争優位性」を持つ企業に厳選して投資するアクティブファンドです。
単にROE(自己資本利益率)が高い企業を選ぶのではなく、その高さが継続する根拠──つまり「構造的な強さ」があるかどうかを見極めた上で投資判断がなされます。
投資哲学の柱2つの視点
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- 他を寄せ付けない“競争優位性”があるか
業界の中で独自の立ち位置を確立している企業かどうかを徹底的に分析。
- 他を寄せ付けない“競争優位性”があるか
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- ROE(自己資本利益率)の高さ
財務的な効率性が持続的に高い企業を見極めます。
- ROE(自己資本利益率)の高さ
運用戦略3本柱構成
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- エンゲージメント
企業との対話を通じて、より良い経営への提案を行う。
- エンゲージメント
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- 長期投資
5年後にROE15%を実現できる成長見込みのある企業に注目。
- 長期投資
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- 厳選投資
保有銘柄は30社以下。
数に頼らず“質”にこだわる運用方針。
- 厳選投資
利益だけを追うのではなく、“応援”する気持ちを持てる企業に投資できる──
その点で、なかの日本成長ファンドは、志を共有できる数少ないファンドだと思います。
なかの世界成長ファンドの構造と運用方針

なかの世界成長ファンドは、世界の優良成長企業に投資することを目的とした、ファンド・オブ・ファンズ(FOF)形式の投資信託です。
このファンドの最大の特徴は、「長期投資」「アクティブ運用」「厳選されたグローバル企業」という3本柱で構成されている点です。
構造としてはとてもシンプルです。
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- なかの世界成長ファンド
↓
- なかの世界成長ファンド
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- 6つの海外ファンド(すべてアクティブファンド)
↓
- 6つの海外ファンド(すべてアクティブファンド)
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- 約220の海外銘柄に分散投資
このように、間接的に世界中の成長企業の株主になる仕組みです。
投資哲学
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- 優良で伸びている会社を選ぶことが基本。
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- 数字だけでなく、企業の未来を見据えた選定。
運用方針
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- 世界各地の運用会社と連携し、独自の視点で銘柄を発掘。
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- 短期的な価格変動に左右されず、将来性と成長性を重視した長期投資を実践。
実際の投資先の一例として、台湾セミコンダクター(TSMC)があります。
世界的な半導体需要を背景に、営業利益率が50%近くという驚異的な財務体質を持つこの企業は、全体の約4%を占める重要銘柄。
こうした“今も、これからも伸びる企業”を長期的に保有していく姿勢が、このファンドの魅力です。
「なかの世界成長ファンド」は、世界の成長企業への長期投資を軸に、じっくりと企業価値を見極めながら運用されているファンドです。
市場の動きに一喜一憂せず、腰を据えて成長を応援する姿勢が、個人投資家にも安心感を与えてくれます。
懇親会「スナックなかの」の様子

「投資信託」と聞くと、どこか距離のある存在に感じていた方も多いかもしれません。
しかし今回の運用報告会では、その壁がふっと取り払われるような、温かく開かれた空気に包まれていました。
報告会では、ファンドマネージャーの方々がそれぞれの投資戦略や哲学を、専門用語をかみ砕きながら丁寧に説明してくださり、運用方針に対する真剣さと情熱が伝わってきました。
その後に行われた懇親会「スナックなかの」では、なかのアセットマネジメント代表取締役社長の中野氏はじめ運用部の皆さんと直接お話しすることができました。
こちらの質問に対しても誠実に耳を傾けてくださり、実際の運用に携わる方々のお人柄や想いに触れる貴重な機会となりました。
なかでも印象的だったのは、「運用会社を信じて資産を預ける」という行為の重みを、運用者側が深く受け止めている姿勢です。
お話を聞いていて、「この方々になら任せてみたい」と自然と思えるような信頼感がありました。
中野晴啓社長の存在も、多くの方にとって大きな安心材料になっているはずです。
私自身、セゾン投信時代から札幌でのセミナーを通して中野社長のお人柄に触れてきました。
劇的な退任の出来事から短期間で新しい会社を立ち上げ、今回こうして1年目の報告会を開催されたことに、胸が熱くなりました。
懇親会では、投資のことだけでなく、今後の社会や経済への想いなども交わされ、「投資信託=金融商品」ではなく、「人と人とが理念でつながる場」だと実感しました。
なかのアセットマネジメントという会社が、どんな人たちによって、どんな想いで運営されているのか──
その“中身”を知ることができたからこそ、このファンドに投資する意味がより深まったように思います。
投資家としての志と今後の展望

新NISAがスタートして以降、「どの銘柄に投資すればいいか」という“手段”の話題はあふれるようになりました。
ですが、本当に大切なのは、「自分が何を信じて、どんな未来にお金を託したいのか」という“志”ではないでしょうか。
なかのアセットマネジメントの報告会を通して、私はその“志”の大切さを改めて感じました。
数字ではなく想い。
効率よりも信念。
そうした姿勢に触れたとき、「この会社に託す」という選択が、単なる投資を超えた意味を持ち始めたのです。
もちろん、運用方針や銘柄選定の手法も重要です。
でも、それ以上に「何のためにこのファンドが存在しているのか?」という問いに真摯に向き合っているかどうか。
そして、その答えに共感できるか──それが、投資先を選ぶ上での私の軸になりました。
なかの日本成長ファンドが目指す「次の世代に日本の産業界を強くする」という思い。
なかの世界成長ファンドが描く「世界の成長企業と共に歩む長期投資」。
このどちらも、単なる商品説明ではなく、未来へのビジョンを共有するものだと感じました。
懇親会で運用担当の方々と直接お話しできたことで、その信頼はより一層深まりました。
“志のあるファンド”を、“志を持った投資家”として支えていく──
これこそが、これからの時代の投資のかたちなのかもしれません。
まとめ|これからの投資に必要なのは「共感と志」
2025年5月25日、「なかのアセットマネジメント」第1期運用報告会と懇親会「スナックなかの」に参加して、
私は“投資”という行為に、もう一段深い意味があることに気づかされました。
それは──
✔ リターンだけでなく「共感できる理念」に投資すること
✔ 単なる商品選びではなく「誰に託すか」を考えること
✔ 志ある運用者と、志を持った投資家がつながること
新NISAという制度は、そうした選択を後押ししてくれる時代の土台です。
だからこそ、これから投資信託を選ぶ方には、表面的なランキングや手数料だけでなく、
「ファンドの中身」や「運用会社の姿勢」にもぜひ目を向けてほしいと感じました。
この運用報告会は、なかのアセットマネジメントのファンドを持っていなくても参加できます。
志あるファンドを応援したいあなたへ
もし、この記事を読んで
「なかのアセットマネジメントのファンドに興味が出てきた」
「この会社に共感できる」
そう感じてくださった方がいらっしゃれば、以下の方法で投資を始めることができます。
書籍で理解を深めたい方に
ファンドを購入できる証券会社はこちら
なかのアセットマネジメントのファンドは以下の証券会社で購入できます:
証券会社 | 特徴 | 購入リンク |
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最後にひとこと
ファンドの説明を聞くだけでは分からなかった「想い」や「人となり」に触れられたこの1日。
「志に共感し、未来にお金を託す」──そんな投資が、きっとこれからの時代に必要なのだと思います。
あなたの資産運用の選択が、
あなた自身の価値観に合った“素敵な出会い”になりますように。
douen.net=@puririn4